エジプト観光・ダハブからエジプト出国

首都カイロからエジプトを出国するため、ダハブ・ヌエバでフェリーでヨルダンへ
ついにエジプトともお別れだ。

カイロのバス停、カイロゲートウエイからダハブまで約10時間程度の乗車。
大きなバスで乗り心地も良く、寝て起きたらダハブに着いていた。
朝4時にダハブのバスターミナルに到着、ダハブの街まで歩いて30分程のはずだが、太陽が上がっていなく真っ暗。しかも、薄暗く見える周りの風景はただ広く砂漠がひろがっているようだ。もう不安になり、声をかけてきたタクシーに乗ってしまう。ホテルの名前を伝え、知っているか?と聞くと、少し間があって「大丈夫」と言う。

不安だ、この運転手は絶対にこのホテル知らないと思ったが、このタクシーしかないのでしょうがない。50エジプトポンドを40に値切る。距離的にもっと安いはずだが「この時間だからこの値段だ」と言われ渋々乗り込む。その後、昼間に乗ったら10エジプトポンド。深夜料金にしてはかなり盛られた。ダハブの街に着いて「この道をまっすぐ行ってすぐにあるから」と
言われタクシーを下ろされる。訳もわからずバックパックを背負って歩き始める

……見つからない……。いろいろ歩き回って朝から働いている人に聞いて回ったら、全然違う場所に目的のホテルがあった。深夜料金払って……という気持ちもあるが、まぁ無事に着いたのでよしとしよう。

ホテルにチェックインして惰眠をむさぼる。ダハブはヨルダンに向かうための通過地点なので
何も調べていなかったため、昼頃起きてダラダラとお昼を食べてビールを飲む。

スフィンクスビール

翌日にはヨルダンに向けて出発のつもりだった。日が変わって10:30頃ホテルをチェックアウト。バスターミナルへ向かいチケット売り場へフェリーの港のあるヌエバ行きのバスチケットを購入する。

「今日のヌエバ行きのバスチケットを」
「夕方6時しかないよ」
……え?「午前中のバスは?」
「もう出たよ」……しまった
どうやら20分前にバスが出発したらしい

夕方のバスに乗ってもヨルダン行きのフェリーもう無いので、ヌエバに1泊しなくてはならない。だったらダハブにもう一泊の方が確実に泊まれる。タクシーで移動した道を歩いて戻る。

砂漠の中の道路をトボトボ歩く。さっきチェックアウトしたばかりのホテルにチェックイン。
「バスに乗り遅れちゃった」と伝えると、スタッフも笑ってくれた

その日の夜、ブルガリアで出会った旅人もダハブに滞在しているとのこと夕飯を食べに出かける。ケバブなどが多かったので中華料理を食べながら、話しているとダハブは世界三大ダイビングスポットとのこと。

……知らなかった

「海には入ったの?」
「いいえ、右手で海水を触ったくらいです」
「もったいない!」という話になり

ダイビングスポットでもあるが、シュノーケリングでも、珊瑚礁ときれいな魚が見ることができるとのこと。

その後、河岸を変えてビールを飲みながら話をして、ブルガリアであった旅人の方が
その日の夜にカイロに向かうバスチケットを捨てて、明日の朝シュノーケリングにつきあってくれるとおっしゃってくれた。
申し訳なかったがお願いして、ビールを飲みながら夜中1時くらいまで話をした
翌日の朝8時シュノーケリング開始、どれだけ凄い海なのか想像も付かなかったが
潜ってみて、ただただ驚いた。


ビーチから少し泳いだところが棚の様に深くなっていて、そこに珊瑚礁と魚たちが泳いでいる。もうもう海の美しさに驚くばかりだった。と同時に何でちゃんと調べてこなかったのだろうと、後悔の気持ちも湧いてきた1時間くらい泳いでバスの時間があるため、名残惜しく海を上がった。
綺麗な海を教えていただいてありがとうとお礼を言って、今度は乗り遅れないようにバスターミナルへヌエバ行きもバスにも無事に乗れヨルダン行きのフェリーの出る港へ

フェリーチケットを購入。出国税を含めて520エジプトポンド=約7000円。結構な出費だが致し方ない。

支払ってチケットを入手、港に入り出発事務所で出港を待つ。船が来たとのことなので無料のバスに乗りフェリーまで移動。乗船しようパスポートを見せたら「エジプトの出国スタンプが無いから乗れない」と言われ、走って再度出発事務所へ。スタッフに聞きまくり、パスポートコントロールで出国手続きをする。

この間に出港したら520エジプトポンドも、これからの予定も水泡に帰してしまう、スタンプの押されたパスポートを片手にフェリーまで走る、港の職員たちが手を振りながら
応援してくれる。

なんとか、ヨルダン行きのフェリー:クイーン・ネフェルティティに乗り込むことができた。

船の中でヨルダンの入国手続きをして一安心と同時にお腹が空いてカップラーメンを食べる。お湯を入れてくれて7エジプトポンド。ちょっと高いが仕方がない。

味は駄菓子屋にあるカップ麺の味がして懐かし美味しい。そんな気分でいつの間にかヨルダンに到着。さよならエジプト、こにちはヨルダン。

何だか寂しい気持ちのような気もしたが、すぐにヨルダンの移動が待っているので感傷に浸っている時間もなかった。あとできちんと感傷に浸ろう。

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