ルクソールからアスワンまで列車で約3時間、指定席の2等車だ。アスワンに入ってきた列車に乗り込み指定された席へ。その席には他の人が座っていた。話しかけてみるとにこやかに立ち去っていった。
席は窓際、でももう日が暮れてしまったので、景色が見えなくてちょっと残念だった
隣はメガネをかけた若者。最初は何も話さなかったのだが、「日本人?」と聞かれ話が盛り上がった。彼は会計の仕事と観光ガイドをやっている23歳。ルクソールを観光して事を伝えると「ルクソールはどんな印象?」との質問、「神殿とか良い街だけど、市場の客引きが強引だね」と話すと、ガイドをしていて怒る観光客も居るらしい。
彼らも仕事なんだからそれはわかってると言うと、にこやかに微笑んでいた。その後、彼は日本語のガイドブックに興味を示し、一生懸命読んでいたが、右から左に横書きするアラビア語なので、ガイドブックも最終ページから最初のページに向かって読んでいた。
「日本語読めるの?」と聞くと「読めないけど写真はわかる」。アブシンベル神殿のページで「ここに行くのが楽しみだ」と伝えると、彼がアブシンベル神殿に行ったときの写真を見せてくれた。
「ここは凄いよ、是非見てきてね」彼と別れアスワン駅に到着すると、すでにホテルのスタッフが迎えに来てくれていた。インターネットは無いがエアコン付きのホテル。
しかし、温度調整が壊れているのでONかOFFかのみ、付けると寒くなるし消すと寒い部屋だったが、綺麗な部屋でその日はゆっくり眠ることができた。

翌日アスワン観光、フィラエ島や切りかけのオベリスク。そして、小学生の頃に社会科で習ったアスワンハイダムを観光した。

アスワンハイダム、なんとなく語呂が良く未だに覚えているが、実際にやってくると感動もひとしおだ。

エジプトで使用している電力の20%を賄っている。アスワンハイダムの水力発電
観光地でもあるが生活インフラでも重要施設だ。絶景ポイントには観光客も多いが軍人さんも多い。道路には戦車も構えている。
島国で比較的平和な日本に住んでいるとわからない、国境があり周辺国の情勢も不安定な国の国防に驚き、また自分の国の国防について考えさせられる。

翌日の朝になり3:30にアブシンベル神殿へに向かうツアーバスが出発した。国境にも近いためか何台ものツアーバスを1箇所に集め、軍の護衛車に先導される形で、皆連なって約4時間かけてアブシンベルに向かう。

砂漠の中を走るバスから風景を見ていると、所々に破裂したタイヤの破片が道路に落ちていた。多分、暑さなどで走っている途中に破裂したのではないか。速度は100km/hくらい出ているのちょっと怖い。

しかし、何事もなくアブシンベルに到着した。大神殿と小神殿からなるアブシンベル神殿。とにかく圧倒される、そしてデザインも美しい。また中にも入るとなんとも神秘的で不思議で謎なオーラに包まれるようだ。
しかも、2/22と12/22の年に2回、神殿の一番奥にある至聖所に安置されている神の像に
朝日が一直線に当たるそうだ。なんとも精密に計算された建造物で、当時の技術力の高さに驚く。
再度4時間の道のりでホテルに戻ってきた。13時少し過ぎ、その日にカイロまで寝台列車で戻るが、2時間ほど時間があったので近くのネットカフェでインターネットに接続する。
爪の折れたLANケーブルを接続してメールの確認などをする。隣の席は乾燥させるためパンが並べられていた。

時間が迫ってきたのでアスワン駅に移動。妻に葉書を出すため郵便局に行くが
14時で終了らしい、購入できなかった。仕方がないので市場を歩いて切手を探す
お土産屋などを回ったが無く、聞いて回ったところ。本屋に売っているらしい
日本まで出したいけどいくらと聞くと、3エジプトポンドとのこと。
アブシンベルの土産物屋では、18エジプトポンドと言われたので、相当アブシンベルでは盛られていたんだなと感心する。でも、6倍はちょっと盛りすぎ。


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