カラオケと言えば代表的なレジャーの一つで
少し前までは飲み会で2次会といえばカラオケだった
カラ(空)・オーケストラの略で
1970年代にカラオケ機「エイトジューク」を井上氏がビジネス化し
爆発的にレジャーとして普及した
海外でも「KARAOKE」という単語で
カラオケが通じることはよく知られたことだ
自分も知識としては知っており
インドの首都ニューデリーや台湾の台北で
「KARAOKE」を聞いたことがある
しかし、首都などの比較的開けた土地での
話だと思っていた
ベトナムのサパという小さな街を訪れた
観光地として有名で首都ハノイから
毎日多くのバスがやってくる
バスを降りたときに見つけたのが
「KARAOKE」の看板だ
マイクの絵と一緒に「KARAOKE」の文字が見える
観光地だからカラオケも数多くあり
サパの街の至る所で「KARAOKE」を見ることができる

そこで出会ったアメリカ人の写真家と
タクシーをシェアしてサパの周りにある
少数民族の村に写真を撮りに行った
棚田が広がり、ちょうど苗植えの時期だった
モン族の人に話を聞くと
標高が高く寒いためベトナムの他の地域では
二毛作が可能らしいが、この辺は一毛作なのだという
写真を撮りながら、目の前には高くそびえる山と
棚田が広がり、集落に家が建っている
絵葉書でみるような景色が広がっていた

二人とも写真を撮りおわり、休憩中に
集落を少し歩いた
雑貨屋などがあり静かな風景が広がる
その中に「KARAOKE」の文字を見つけた

看板の近くに立っていた、お母さんに話しかけると
英語は全く通じなかった
ただ「カラオケ?」と話すと指を指しながら
ウンウンうなずいている
「カラオケ」だけは通じるらしい
店の中にあるよとジェスチャーで説明してくれた
日本で生まれたカラオケが
遠く離れた山岳民族の集落でも楽しまれている
なんとも驚くばかりた
その後サパに戻りアメリカ人の写真家と別れ
一人でサパのレストランに食事に出かけた
地下の部屋からカラオケを歌っている声が聞こえる
前奏と後奏になるとベトナム語で
何か台詞を言っているようだ
ここベトナムでも前奏と後奏の時に
台詞が入るようだ
このときほど、
ベトナム語が聞き取れれば良かったのに!
と思うことはなかった
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