経済用語の一つに「ビッグマック指数」と言うものがある
もちろんあのマクドナルドのビッグマック指数を使った経済指数だ
このビッグマック指数を実際に東南アジアの各国で調べてみた
【ビッグマック指数】
各国の経済力を測るための指数。
マクドナルドで販売されているビッグマック1個の価格を比較する。
イギリスの経済専門誌『エコノミスト』によって考案された。
具体的には、たとえば日本でビッグマックが250円、
アメリカで2ドルのときは、250/2=125となり、
1ドル=125円 がビッグマック指数となる。
もしこの時点で、為替レートが1ドル110円だとすると、
為替相場はビッグマック指数に比べて円高であり、
この後、125円に向けて円安が進むだろう、などと推理する。
[WikiPedia – ビッグマック指数 – より引用]
東南アジアの各国と言ったが実際は
タイ・マレーシア・シンガポールしか調べることができなかった
なぜなら今回訪れた、この3ヶ国以外の
カンボジア・ベトナム・ラオス・ミャンマーにはマクドナルドがない
残念ながらビッグマックが国のどこにも売ってないのだ
調べることのできたタイ・マレーシア・シンガポールについて
各国のビッグマック指数を算出していこうと思う
・日本
まずは基準となる日本のビッグマックの価格を調べる
マクドナルド日本1号店は40年前の1971年にできた
銀座三越の中、中央通りに面した路面店だった
スタンドタイプで客席のない店舗だったそうだ
ここがマクドナルド日本1号店の跡地
基準はその1号店に近い
「マクドナルド銀座アイタワー店」でビッグマックの調査をした
早速ビッグマックを注文
勝手知ったる日本のマクドナルド
何事もなく、注文しビッグマックがやってきた
日本のビッグマックの価格:320円
今回この価格を日本円の基準とする
銀座に来たので寿司でも食べたいが
調査のため、ビッグマックを食べて帰ることにした
もちろん、銀座で寿司を食べるほどの金もない
・タイ 通貨単位:バーツ
タイのSiamにあるサイアムスクエア内にあるマクドナルドで調査した
パッタイ、トムヤムクンなど有名で美味しいタイ料理
その誘惑を断ち切ってマクドナルドにやってきた
店内は結構混んでいてなかなか座れないくらいだ
何とか席を取ってビッグマックを注文に行く
メニューを指さして「BigMac Please」と元気に注文したら
店員さんにもその情熱が伝わったのか注文が通ったようだ
美味しそうなビッグマック、できたてで温かい
タイのマクドナルドにはポテト用のソースがある
トマトケチャップとチリソースが選べる
嬉しいサービスだ
チリソースとポテトで、ちょっとタイ料理
ポテトを食べながらビッグマックの価格を調査
タイのビッグマックの価格:101バーツ
ビッグマックは美味しいが暑さにやられて
ちょっと弱っている胃には重い
もう、そんなには若くはないようだ
タイのビックマック指数計算
320円 / 101バーツ = 3.17円
・マレーシア 通貨単位:リンギット
タイから南に列車で移動してマレーシアに移動した
まずはビーチリゾートのペナン島だ
大きなショッピングモールのペナンギンモール内にある
マクドナルドにやって来た
マレーシアにはイスラム教の方も多く
チャードルを着ている女性もマクドナルドで食事をしている
チャードルの女性の列に並んで注文
そして、お待ちかねのビッグマックがやってきた
変わらぬ美味しさ、マクドナルドのビッグマック
マレーシア・ペナン島のビッグマックの価格:6.2リンギット
ペナン島の後、マレーシアの首都、クアラルンプールにやってきた
チャイナタウンの近くにあるマクドナルドだ
豚肉などのイスラム教の禁忌を避けている証である
ハラールのマークが貼られている
ビッグマックを購入して席を探す
土曜日の昼頃のため、お客が多い
2階、3階の客席はほとんど埋まっていたが、ちょうど空いた席にすかさず座った
マレーシアのペナン島と同じ美味しさビッグマック
マレーシア・クアラルンプールのビッグマックの価格:5.4リンギット
なぜか首都のクアラルンプールの方がペナン島より0.8リンギット安い
やはり観光地はちょっと高いのだろうか
マレーシアのビッグマック指数はペナン島とクアラルンプールの
ビッグマック価格の平均で算出しようと思う
マレーシア・ビッグマック価格の平均:5.8リンギット
この価格でビッグマック指数を計算する
マレーシアのビックマック指数計算
320円 / 5.8リンギット = 55.17円
・シンガポール 通貨単位:シンガポールドル
マレーシアのクアラルンプールでビッグマックを食べた次の日に
シンガポールに移動した
帰りの飛行機をすでに予約してしまったので
シンガポールには1泊しかできないため
2日連続で昼飯はビッグマックになってしまった
日曜日の昼下がり、お店は結構空いていた
店全体が綺麗な作りで、おしゃれな感じがする
他の東南アジアの国に比べて
物価も日本と変わらないくらい高いシンガポール
マクドナルドも日本に似ている気がする
ビッグマックを注文して空いている席に座る
2日連続のビッグマックだが美味しい
でも胃がちょっと凭れてくる
シンガポールでビックマックを買ったら
コカコーラの缶型ガラスグラスをもらった
バックパックで旅行しているので、
飛行機に預けると多分割れてしまいそうだ
ちょっと惜しかったがシンガポールに置いてきた
前に座っているお客が食べ終わったら
トレイをそのままに帰って行く
日本とちがうマナーだ
自分も食べ終わってテーブルに置いて帰ろうと思ったが
なんだが気が引ける
迷ったが、日本式に捨てて帰ることにした
なかなか海外のマナーになじめない
郷に入ったら郷に従えができないのはバックパッカー失格かもしれない
シンガポール・ビッグマック価格:3.35シンガポールドル
シンガポールのビックマック指数計算
320円 / 3.35シンガポールドル = 95.52円
東南アジア3ヵ国のビッグマック指数を調査し終わった
・各国のビックマック指数 [()内はビッグマックの価格]
タイ:3.17円(101バーツ)
マレーシア:55.17円(5.8リンギット)
シンガポール:95.52円(3.35シンガポールドル)
実際の為替レート
タイ:2.62円
マレーシア:26.39円
シンガポール:64.82円
ビッグマック指数-実際の為替レートの比較
タイ:3.17円 – 2.62円
マレーシア:55.17円 – 26.39円
シンガポール:95.52円 – 64.82円
タイが一番近いがマレーシア、シンガポールは
かなり剥離している
やっぱり、そうはうまくいかないのかもしれない
もしかしたら、各通貨がこれから円安に向かうのかもしれないが
あくまで大きなハンバーガーで計算した予想なので結果は保証いたしません
通貨の行方はドナルドが知っているかも